抗菌防カビシート・コスモス

概要

• 住環境の変化の中で細菌や真菌（カビ）、そして揮発性有害化学物質（ＶＯＣ）
  が及ぼす人体への害に対して深刻な問題になっています。揮発性有害化学物質
  に対しては、シックハウス対策としてクロルピリホス、ホルムアルデヒドなどの使
  用を制限する事が建築基準法で制定されました。しかしホルムアルデヒドなどは
  防腐剤的役割を果たしていたため、その使用を制限する事により建築物のカビが
  繁殖しやすくなるという弊害も生まれてしまい、カビ問題の発生が予測されてお
  ります。抗菌・防カビ・クッションシートは健康な環境を維持して畳を使用して
  いただけるように開発されました。

特長

• 畳表と畳床の間に挟み込むことで、表面の畳表に
  非接触で防カビ効果を発揮する画期的な健康シート。
• 畳への細菌・真菌（カビ）の発生・育成を防止して、畳からのアレルゲンの抑制など、
  人体に及ぼす害に効果を発揮。
• 長期間に及びカビ抵抗性
• 発泡ポリエチレンシートによる高いクッション性。
• 養生シートとしても使用できる汎用性。
• 細菌や真菌（カビ）の細胞壁だけを破壊し、細胞壁を破壊された細胞は仲間の菌
  に情報を伝達します。その結果、ＤＮＡやタンパク質の合成阻害を起こします。
  この「忌避効果」により細菌やカビの発生や繁殖を抑制します。

シートに混入されている薬剤は･･･

• 有機系＋無機系の薬剤です。
• 住空間に８０属６０菌、建築物に１２０属１２０種のカビが存在。これら全てを
  含む３６９種の真菌・細菌・藻類に効果があります。
• 複合剤のため耐性菌ができにくい特長があり化学的に安定し耐久性に優れています。
  又、非流出系薬剤のため効果が長期間持続します。
• (財)日本食品分析センターなどの公的機関により、皮膚感作試験、眼刺激性試験、
  経口毒性試験、ＭＲＳＡ抗菌試験、ダイオキシン類検出試験など高い安全性を取得
  しています。

高い安全性

（財）日本食品分析センター番号取得試験名

• ダイオキシン類検出試験　第１９９０７１３１３号
• フラン類検出試験　第１９９０７１３１３号
• ヒメダカによる急性毒性試験（魚毒性）　第１９９０７１３１２－１号
• 変異原性（ＡＭＥＳ）試験　第１９９０７１３１２－２号
• ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験　第１９９０７１３１２－３号
• マウスを用いた急性経口毒性試験　第１９９０７１３１２－４号
• ウサギを用いた眼刺激性試験　第１９９０７１３１２－５号
• かび抵抗性試験　第１９９０７１３１１－１号
• Ｏ－１５７抗菌試験　第１９９０７１３１１－２号
• ＭＲＳＡ抗菌試験　第１９９０７１３１１－３号
• レジオネラ菌抗菌試験　第１９９０７１３１１－４号

カビ抵抗性実験

試験目的	畳２点について、抗菌・防カビシート　コスモスによるカビ抵抗性試験を行う。
試験ピース内容	①畳床ＰＥ発泡体に薬剤１％添加（畳表未処理） ②ブランク（ＰＥ発泡体無添加）
試験結果	評価１：全く菌が発育しない 評価２：１０％以下の発育 評価５：６０％以上の完全発育 ２８日間培養試験終了後撮影
所見	本試験において、薬剤を添加した試験ピース①は、２８日間培養終了後もカビに 対する抵抗性が確認されました。 このため、試験ピースへの薬剤の添加は試験目的について有効と考えられます。 本試験は、培地・培養器及び培養条件により、強制的にカビの発育しやすい環境 にしています。培養期間を実質上の評価基準（経過時間）に換算すると、７日間 で約３ヶ月、１４日間で約１年、２１日間で約２年、２８日間で約３～５年の期間に 相当します。